ファクタリング会社11社を徹底比較【2026年最新】手数料・入金スピード・個人事業主対応

実在するファクタリング会社11社の公式サイトを編集部が直接検証し、手数料・入金スピード・買取可能額・個人事業主の可否を横並びで比較しました。手数料を上限まで公開している会社、償還請求権なしを明記している会社もあわせて整理しています。
01ファクタリング会社11社の手数料を一覧で比較
まずは掲載している11社の手数料を横並びで見てみましょう。以下の表は各社の公式サイトに記載されている数字のみを掲載しています。
第三者の比較サイトによく載っている「実勢◯%」といった出所不明の数字は含めていません。
各社公式サイトの公開情報より(2026-07-26に編集部が確認)。「〜」で終わる表記は下限のみ公開で上限が非公開であることを示します。
この表で最初に注目してほしいのは、「〜」で終わっている会社が多いことです。「1%〜」「2%〜」という表記は下限だけを示したもので、実際に何%になるかは審査を受けるまで分かりません。
手数料の安さを比較したいなら、下限の数字ではなく上限まで公開しているかどうかを先に見るべきです。
02手数料を上限まで公開している会社はどこか
11社のうち、手数料の上限または具体的な料率体系まで公開しているのは6社でした。この6社は見積もりを取る前に「最悪どこまでコストが上がるか」を把握できます。
手数料の上限まで公開している6社。「手数料明記」で絞り込みして一覧で確認できます。
とくにアクセルファクターは、債権金額(100万円未満〜2,000万円以上)と契約方式(2社間・3社間)を掛け合わせた料率表そのものを公開しています。
100万円未満の2社間なら4.5%〜12.0%、2,000万円以上の3社間なら0.5%〜6.0%というように、自分の債権額に当てはめて事前に試算できるのは大きな利点です。
一方、labol(ラボル)とペイトナーファクタリングは一律10%固定という別のアプローチです。
変動幅がないため計算は最も簡単ですが、10%を下回る可能性もありません。売掛先の信用力が高く金額も大きい債権なら、変動制のほうが安く収まる可能性があります。
「業界最安水準1%〜」という表示だけを見て申し込むと、実際の提示額とのギャップに驚くことになります。下限は最も条件の良い債権に適用される数字であり、多くの利用者に適用される料率ではありません。
03入金スピードで比較:即日を掲げていても実態は異なる
「最短即日」を掲げる会社は多いものの、その中身は大きく異なります。編集部が公式サイトを検証したところ、実質的なスピードには次のような差がありました。
各社公式サイトの公開情報より。いずれも「最短」の数字であり、書類が揃っている場合の値です。
ここで注目したいのが、ベストファクターが公表している「即日振込実行率47.8%」という数字です。
これは申込のうち即日入金まで到達したのが約半数という意味で、多くの会社が公表しない実態値です。
裏を返せば、「最短即日」と書かれていても半数以上は1営業日以上かかるのが業界の現実だと考えたほうが安全です。
またlabol(ラボル)は「24時間365日いつでも即時振込」に対応しており、土日祝日や夜間でも銀行の営業時間に縛られません。
金曜の夜や月末が土曜という場面では、この差が決定的になります。
逆にOLTAは見積もり回答までに24時間かかるため、契約後は即日でも申込から着金までは1〜2営業日を見る必要があります。
04個人事業主・フリーランスが使える会社はどこか
11社のうち3社は法人限定で、個人事業主は利用できません。公式サイトに明記されているため、申し込む前に確認しておく必要があります。
- GMO BtoB早払い — 「個人事業主の方はご利用いただけません」と明記
- Fintoファクタリング — 「個人事業主様のご利用はお断りしております」と明記
逆に、個人事業主が使える会社のなかでも条件に差があります。以下は買取可能額と個人事業主の可否をまとめたものです。
「条件あり」は、売掛先が法人であることが前提となるなどの条件が付くものです。個人事業主が利用できるサービスの一覧からも絞り込めます。
見落としやすいのが買取可能額の下限です。
ベストファクターは30万円以上、えんナビは50万円以上でないと申し込めません。
数万円〜十数万円の請求書を現金化したい場合は、1万円から使えるペイトナーファクタリングやlabol(ラボル)が候補になります。
さらに特殊なケースとして、取引先が個人である売掛金があります。
ファクタリングは通常、事業者間(BtoB)の売掛金を対象とするため対象外になりがちですが、ペイトナーファクタリングは「個人の取引先でもOK」と公式に明記している数少ない会社です。
05安全性で比較:償還請求権なし(ノンリコース)を明記している会社
ファクタリングを選ぶうえで手数料やスピード以上に重要なのが、償還請求権の有無です。償還請求権がある契約では、売掛先が倒産して回収できなかった場合に利用者が返済義務を負います。
これは実質的に貸付と同じ構造であり、ファクタリングを装った違法な貸金業のサインとされています。
編集部が11社の公式サイトを確認したところ、「償還請求権なし(ノンリコース)」を明記していたのは5社でした。
残りの6社は記載が確認できなかっただけであり、償還請求権があると決まったわけではありませんが、契約前に必ず自分で確認する必要があります。
- OLTA — 「償還請求権のない(ノンリコース)契約のため、万が一売掛先が倒産した場合でも、お客様に返済を求めることは一切ありません」
- QuQuMo — 「ノンリコース【償還請求権なし】での契約になります」
- アクセルファクター — 「全ての取引がノンリコース」
- ベストファクター — 「償還請求権なしの完全買取だから安心」
- えんナビ — 「ノンリコース契約(償還請求権ナシ)のため」
公式サイトにノンリコースと書かれていても、実際の契約書の条項は必ずご自身で確認してください。手数料を年率換算すると著しく高くなる場合や、分割返済を提案された場合は、会社名にかかわらず契約を見送るべきです。判断に迷う場合は日本貸金業協会や消費者ホットライン(188)にご相談ください。
06必要書類の少なさで比較:2点で済む会社と決算書が必要な会社
必要書類の量は、審査スピードと申し込みやすさに直結します。11社を調べたところ、2点で申請できる会社と決算書2期分を求める会社に大きく分かれました。
各社公式サイトの公開情報より(2026-07-26確認)。
決算書2期分が必要な会社は、設立から2期を経ていない法人や、開業間もない事業者は利用が難しい可能性があります。
急いでいる場合や書類の準備に不安がある場合は、決算書不要の会社から検討するのが現実的です。
07結局どう選べばいいか:目的別の考え方
当サイトは独自の総合評価によるランキングを行っていません。何が最適かは、債権の金額・売掛先の属性・急ぎ度合いによって変わるためです。以下は目的別の考え方の整理です。
- コストの上限を事前に確定させたい → 料率表を公開しているアクセルファクター、または一律10%のlabol(ラボル)・ペイトナーファクタリング
- とにかく今日中に着金させたい → 24時間365日振込のlabol(ラボル)、最短40分の日本中小企業金融サポート機構
- 契約条件の安全性を最優先したい → ノンリコースを明記しているOLTA・QuQuMo・アクセルファクター
- 取引先が個人の請求書を資金化したい → 「個人の取引先でもOK」と明記するペイトナーファクタリング
- 1,000万円以上の大口債権がある → 料率が下がるアクセルファクターの3社間、GMO BtoB早払い
- 受注段階(請求書発行前)で資金化したい → 注文書買取に対応するGMO BtoB早払い
実務上いちばん確実なのは、条件の近い2〜3社から見積もりを取って実際の提示料率で比較することです。多くの会社は見積もりを無料で出しており、その段階で断ることもできます。
ただし、同じ請求書を複数社に「売却」する二重譲渡は契約違反にあたるため、申し込み(契約)は必ず1社に絞ってください。
各社の詳細はサービス一覧から確認できます。
選び方の観点をさらに詳しく知りたい方は失敗しないファクタリング会社の選び方、手数料の相場感についてはファクタリング手数料の相場は?もあわせてご覧ください。
本記事の情報源
以下の公開情報を2026/07/26時点で確認して作成しています。手数料や条件は変更される場合があるため、お申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。


